Card & Perspective

年会費16,500円の投資-ヒルトンアメックスが変えた、支出の価値観

Hilton Card Journey

当サイトで一番最初に投稿した記事にて、ヒルトンアメックスを保有するか、結構な間悩んだことを記している。

悩みのひとつに年会費の存在があったことは否めない。
一般カードで16,500円。ホテル系クレジットカードとしては安価である。
一方、使い勝手や還元率の良い無料クレジットカードが数多く存在する今日において、相対的には高い部類に入るだろう。

16,500円を俯瞰する

この年会費。視点を変えると、不思議と見え方が変わる。
というのも、16,500円という金額をクレジットカードという枠から外せば、そこまで身構える額でもない気がしてくるからだ。

小さい額だと言い切ることはできない。でも例えば「服」で考えたらどうだろう。

自分は服が好きだ。店員さんがいない世界線なら、好きな店舗の服を全て試着してみたいと思ったことも一度や二度ではない。

もしピンときた服が16,500円だとして、色味・質感・ディテールが気に入れば、多分買う。別に高いなあとか思わない。自分に合うもの・気に入ったものであり、長く使うことを織り込んでいるからである。

ヒルトンアメックスの年会費に躊躇したワケ

ではなぜ服だとポンと出せる金額も、クレカの年会費となると別問題として捉えてしまうのか。

第一に、ヒルトンがまだ自分の実体験になりきれていない。
ホテルー特に首都圏のホテルにはそこそこ馴染みがあるし、ホテルステイのすばらしさは心得ているつもりだ。
でも、ヒルトンとの思い出は幼少期まで遡らなければ出てこない。だから、年会費を払い、さらに年間150万円の決済をしてやっと得られる無料宿泊特典が自分にとって価値あるものになるのか、その答えをまだ持ち合わせていない。

第二に、自分に本当に必要か、がわからない。
元も子もなさすぎてすみません。とりあえず聞いてください。
出張等での利用を除けば、ホテルステイはいわば嗜好品だ。
いや服も一緒じゃん?と思ったかもしれないが、少なくとも服は買ったら着るし、生活必需品だ。
その点ホテルはどうだろう。繰り返しになるが、ホテルステイのすばらしさは心得ている。
それでも本当に必要?と問われると、即答はできない。世の中いろいろな嗜好品があるが、ホテルステイこそ嗜好の極みな気がするのだ。

ヒルトンアメックスから未知の旅へ

じゃあなぜヒルトンアメックスへの申し込みを決めたのか。
それは、ヒルトンアメックスが新たな世界を開く入口になることを期待したから、に他ならない。

いわゆる家計を助けてくれるクレジットカードは本当にありがたい存在だ。ポイントも結構貯まる。
でも、ポイント欲しさにあれもこれも買おう、というマインドにはならない。本末転倒だからだ。
結果、本当に必要なもの(多くが生活必需品になってくる)の買い物に限定されていき、知らず知らずのうちに、自身の視野が狭まっていることに気づく。
この閉塞ともとれる状況を打破したかった。

その点、ヒルトンアメックスは年間150万円を決済しなければ無料宿泊特典が手に入らない。
ヒルトンアメックスを持ったからといって、すべての決済をこのカードに集約させるわけにもいかないため、150万円の決済は実のところ、自分にとって容易ではない。

だからこそ、従来であれば余剰として遠ざけていた世界へ目が向くようになる。
つまり、「気になっているが、なかなか手が出せなかったもの」たちへの支出だ。

ヒルトンアメックスで変化した消費マインドとその価値

ヒルトンアメックスを手に入れて間もない。
それでも自分の消費マインドはかなり変わった。

はたから見れば、決済修行を達成するためにトータルの年間支出を増やす、という非合理的な行動に見えるかもしれない。
しかし自分の中では明確に違う。
DIE WITH ZEROではないが、限りある人生の中で、今がベストタイミングであると思える体験や物事へ、適切にお金を使う。そんな行動ができるようになった。

無料宿泊特典を獲得していない現段階でも、ヒルトンアメックスを持ってよかったか?と聞かれたら、胸を張ってよかった、と答えられる。
もちろんこの記事は案件でもなんでもない。

年会費16,500円は、ヒルトンへの入口であるとともに、「気になっていたけど踏み出せなかった世界」へ目を向けるための投資だった。
もしこの記事が、あなたが一歩踏み出すきっかけになったとしたら、これほどうれしいことはない。

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