HPCJの世界-ヒルトンアメックス保有者の加入是非
アメックスのオンライン・サービス登録時、オンライン画面の特典で「HPCJ」という文字を見つけた。
絶妙に覚えられない4文字の略称。「ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン」の略だそうだ。
このHPCJ、知れば知るほど奥深い世界だった。
本記事も予想外に長くなったため、目次を設定してみました。よろしければご活用ください。
HPCJの概要をつかもう
まずは、HPCJの公式サイトで内容を確認。
特別なプライベートタイムに、大切なビジネスシーンに、
おトクにホテルステイを楽しめる、会員さま限定の特別ご優待プログラム。
日本国内と韓国のHPCJ対象ホテルでご利用いただけます。
ヒルトンが世界に誇る最高のおもてなしと4つの特典で、特別なひとときをお過ごしください。
と冒頭にある。
韓国コンラッド・ソウルでも一部特典を除き、利用可能。
逆にヒルトン横浜はHPCJ対象ホテルではないため、利用できないようだ。
具体的な特典は次の4つ。(説明書きはHPCJ公式サイトより引用)
①HPCJ会員限定プランでの宿泊が25%オフ
基本プランのシンプルステイと朝食付きパッケージの料金にあらかじめ25%割引を適用した2つのHPCJ会員限定割引プラン、「HPCJ会員限定割引プラン(部屋のみ)」と「HPCJ会員限定割引プラン(朝食付)」をご利用いただけます。
②レストランが宿泊と一緒で20%オフ、単体利用でも10%オフ
ご宿泊の際、ホテル直営のレストラン、バー、ラウンジ、ルームサービス、ミニバーでのご利用料金を客室付けにしてチェックアウト時にお支払いいただくと、20%割引となります。
レストランのみのご利用や、ホテル滞在中に都度お会計される場合でも、ご利用料金が10%割引となります。
③宿泊・レストランに利用可能な5,000円割引券を2枚プレゼント
HPCJ対象国内ホテルのHPCJ会員限定割引プランのご宿泊料金のお支払い、および直営のレストラン、バー、ラウンジのご利用料金のお支払いにお使いいただける5,000円割引券2枚を、有料入会時ならびに有料更新時に差し上げます。
5,000円割引券をご利用いただくと、さらにおトクにHPCJ対象ホテルでのご宿泊やレストランをお楽しみいただけます。
④ヒルトン・オナーズの会員ステータスが、初年度シルバーに
ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンご入会時に、ヒルトン・オナーズにご入会を希望されると初年度はシルバー会員のステータスをお楽しみいただけます。
ヒルトンアメックス保有者がHPCJに入会するメリットは?
もしヒルトンアメックスを保有しておらずヒルトンの利用予定があるならば、使い勝手は非常に良さそうだ。
一方、ヒルトンアメックスを保有しているユーザーにとって、特典②③④のメリットはやや限定的だ。
まず、ヒルトンアメックスはカードを保持しているだけで自動的にゴールド会員の資格を得られる。そのため特典④は不要だ。
次に、ゴールド会員の場合、レストラン利用は対象施設にて25%割引を受けられる。
この特典は他の特典との重複が認められない。したがって、ゴールド会員の恩恵を受けられる場面において、特典②は基本的には優位性が低そうだ。
そして、特典③もうれしくはあるが、後述する年会費との兼ね合いで見ると無条件にお得とは言いづらい。
となると、HPCJの真のメリットは、特典①の宿泊25%割引となるだろう。
この記事で書いたように、ヒルトン・オナーズ会員として、公式サイトまたはアプリから直接宿泊予約すると割引が適用される特典はすでにある。
ヒルトン・オナーズ利用規約によると、
Hilton Honors members will receive a discount – from 2% off the eligible rate – depending upon booking window, region or country, day of the week and other circumstances determined by Hilton Honors.
つまり、割引は2%~と規定されていることが読み取れる。
一方、HPCJでは対象プラン・対象ホテル等の条件を満たせば25%オフのHPCJ会員限定割引プランが利用できる。
この点をもって、ヒルトンアメックス保持者でもHPCJに入会する合理性はかなりありそうだ。
HPCJは、すべてのヒルトンアメックスユーザーに必要なのか
もしヒルトンアメックス保有者であっても、無料宿泊特典やヒルトン・オナーズのポイントを利用した宿泊のみをメインとする場合、HPCJの入会は慎重になった方が良いかもしれない。
というのも、HPCJの特典①宿泊25%割引プランと、ヒルトン・オナーズのポイントを利用した宿泊は併用できないからだ。 この点は、HPCJ会員規約に明示されている。
一方、HPCJの特典①を利用して宿泊した場合でも、ヒルトン・オナーズのポイントは加算される。
つまり、HPCJに入会する=「25%割引の代わりにポイントを諦める」ことにはならない。
「ポイントを利用して宿泊する」か、「HPCJの25%割引で宿泊して、ポイントを貯める」か。どちらを選ぶ機会が多いかによって、HPCJの価値は変わってきそうだ。
ヒルトンアメックスを保有しているから、HPCJにも入会すれば間違いないというほど単純な話ではなかったようだ。
自分がどのようにヒルトンを利用するのかを考慮のうえ、入会するのが賢明だろう。
HPCJ年会費と、ヒルトンアメックスならではの優待
さて、HPCJへの入会にかかる肝心の年会費は、25,000円(税込み)。
有効期限は1年後の申し込み月の末。よりお得に使いたい場合は、月初に申し込むのが良いように思う。
「ちょっと待ったー!」あれ?某〇〇〇ネットのCMかな?
「ヒルトンアメックスをお持ちの方なら通常年会費25,000円のところ、初年度年会費ご優待があるんです!お値段、なんと10,000円!」
そう、ヒルトンアメックスを保有すれば、この特典が初年度10,000円で受けられる。
すでに特典③の割引券が10,000円分のため、ヒルトンを利用さえすればこの時点で年会費自体の相殺は可能だ。
初年度ご優待、ということは翌年度からは25,000円?という疑問にも以下のように答えてくれている。
通常は更新の都度25,000円の年会費がかかりますが、有効期限前の更新キャンペーンを実施中です。
有効期限前更新キャンペーン実施中である限り、有効期限前であれば10,000円で更新いただけます。
※キャンペーンは、予告なく終了となることがあります。
エンドレス10,000円の世界。優しい。
なお、更新は自動更新ではなく、任意更新のようだ。
一般的なサブスクのように忘れている間もずっと引き落としが続いてしまっていた、ということが起こらず、ヒルトンの誠実さを感じる。
が、一方で上述の通り、有効期限内に更新を行わないとキャンペーン対象から外れてしまうため、翌年度も恩恵にあずかりたい場合は要注意だ。
あなたはどのタイミングで入会する?
これまで見てきた通り、ヒルトンアメックス保有者がHPCJに入会するメリットは一定程度あることがお分かりいただけたと思う。
問題はどのタイミングで入会するか。
自分の場合、無料宿泊特典が得られるタイミングが少し先であるため、まずはヒルトン・オナーズポイントを使用するか、HPCJを活用して有償で宿泊するかの二択となる。
宿泊時期等も総合的に判断して入会タイミングを決めたいが、もしかすると思ったより早くその時がやってくるかもしれない。
さて、最初のHPCJ利用はどこにしよう。
*HPCJをはじめとする、各特典や優待の情報は本ページ執筆時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。
